Shimano Bantam 264ul+-2

ニッチな番手に見えて汎用性が高くメチャクチャ良いロッドです。でも、ネットで探してもなかなかインプレがなく、値段的にも少しお高めの機種なので、購入を検討されている方に、少しでも参考になれば幸いです。
以下公式HPより

フィネスリグを意のままに操り、タフなバスを攻略する

ライトリグを艶めかしくアクションさせる繊細なティップに、ビッグバスにも負けないバットパワーをプラス。荷重に応じてスムーズに曲がるブランクスは、ライトライン使用時のトラブルを抑制して不安のないファイトを実現。スイミングや一点シェイクの小技を始め、極小プラグによるサーチも自在に。
自分としては、ゴムボート釣行時や小場所での取り回しの良さと、ul+のパワーに期待して、pe0.6〜1.0位で、ライトカバーでの野良ネズミや虫パターン、ちょっとした吊るしとかで使えればと思い購入しました。でも逆にフロロ4ldとかのフィネスな使用に関しては少し不安もありながら購入しました。
公式にもある「繊細」・「パワー」という2つのワードが強すぎて、購入時にめちゃくちゃ迷いました。バンタムと言えばイヨケンさん、奥田学さんのイメージがあるので、ULと言えどパワー系のロッドなのかな〜と想像していました。が、蓋を開けてみると、シマノさんの説明がまさにその通り!(笑)フィネスなのにパワーがある。釣って納得の素晴らしいロッドでした。
ティップが繊細なので、フィネスな釣りをすれば普通のチューブラートップのULロッドとして、なんら遜色なく使用することができます。キャスト時もアクション時も普通のULロッドとして扱って全く問題ないと思います。でもいざ魚を掛けてみるとリフトパワーがあってグイグイ魚が寄ってくるという不思議な竿です。

peでの使用ですが、自分はシマノ版野良ネズミスティックと言って良いくらいのロッドだと思います。当然ティップの素材も違いますし、コンセプトも違いますが、本家とは全く別方向でカバー際の釣りに適したロッドだと思います。

イメージとしては、本家は野良ネズミスティックが「キャスト」と「アクション」にフォーカスしているのに対し、このロッドの場合は魚を掛けてからの「ファイト」にフォーカスしている感じです。点数を付けるとしたら、本家→掛けるまで120点、掛けてから80点、に対して、バンタム→掛けるまで80点、掛けてから120点、て感じです。


スパイラルX搭載で捻れにも強く、パワーがあるロッドなのにシャッキリ感のあるロッドです。感度もよく軽いシンカーのボトムへのコンタクト感や、小バスやギルの小さなバイトも鮮明に感じることができます。ただパワーがあるロッドなので、小バスでも多少のヒキが楽しみたい、と言う方には不向きだと思います。ぶっ飛んできちゃいます。(笑)
今はライトアクションのロッドを使っているけど、もう少し繊細なリグも使いたい方、もしくは今ウルトラライトアクションのロッドを使っているけど、もう少しパワーが欲しい方、ドンピシャだと思います。
参考動画

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